なんだか怪しい「立花孝志」とNHKから国民を守る党

Naverまとめから移設した内容です。「立花孝志」に関わる際に注意していただきたく移設しておきます。過去の言動に関してはごまかすのが得意な立花氏ですので、こうやって残しておくことは需要と考えています

なんだか怪しい立花孝志氏の記事「NHKをぶっこわす(東スポ)」

立花氏が平成28年11月8日から東京スポーツで連載している「NHKをぶっこわす」に事実と異なると思われる記載があり、立花氏が「話を盛っている」疑惑があることがわかりました。市議会議員になるためにアピールが必要とは言え、有権者に誤解を与えかねず、こんな事でいいのかと思いまとめました。


東京スポ「NHKをぶっ壊す」への違和感


Google Photos
東京スポーツ平成28年11月8日から引用(上記リンクで拡大表示できます)

立花氏の経歴を調べる過程で、大宅壮一文庫で立花孝志氏の過去の告白記事も複数読んでいたので、この記事の記述に違和感を覚えました。

①1997年ごろ海老沢会長阪神タイガースを買収したいと立花氏に言ってきたので、野球協約で球団は、所有できないと海老沢会長を立花氏が説得した。

②次に海老沢会長が立花氏に、阪神の試合の放送権30試合を獲得するように、「NHKトップ直々の指令」が行われ、立花氏が交渉を行い妥結した。

と、立花氏は「阪神との交渉は海老沢会長から直接指示を受けて交渉を行った」と説明しています。


【立花氏の経歴について】


平成27年4月7日の週刊文春(立花氏が自分が内部告発をしたと自慢している記事です)によると

「私は1986年4月1日にNHKに入局。和歌山局の庶務部に5年、大阪局の経理部に1年、大阪局の放送センター編成総務で経理担当を6年、東京の本局の報道局・スポーツ報道センターで経理担当を6年やってまいりました。そして昨年(2004年※加筆)(略)7月21日に編成局(経理)に異動になりました」

上記を箇条書きにすると。
1986年-1991年夏? 和歌山局(庶務部)※NHKは異動は夏だそうです
1991年-1998年夏  大阪局(経理部1年・編成総務経理担当6年)
1998年-2004年7月 東京本局・報道スポーツ報道センター(経理担当)
2004年7月-2005年7月 東京・編成局(経理) 
※2004年9月から体調不良(うつ病)で欠勤開始・2005年2月から休職
となります。


【違和感①】1997年ごろ立花氏は会長と直接話ができたのか?


記事では、1997年ごろ海老沢NHK会長が立花氏に「タイガースをNHKで買収できないか」直接聞いてきたこと立花氏は書いています。ところが立花氏が東京に転勤したのは翌年の1998年の夏で、海老沢会長が、大阪局の編成総務の経理担当の平社員に相談するというのはいかにもおかしいことです。


【違和感①②】買収も放映権獲得も、実施したのは立花氏ではない?


立花氏は記事の中「NHKタイガース」構想の部分で、このように話しています。次項目元記事の引用もあるので確認してください。
===========================================
・・・1997年。この年の7月に海老沢氏がNHK会長に就任してまもなくのことです。当時私はNHK大阪放送局に勤務していたのですが「新会長が阪神球団を買いたがっている」という話が伝わってきました。(略)「NHKターガースかいな」と、最初はたちの悪い冗談かと思っていました。ところがよく98年、他球団に払う放送権料が軒並み横ばいだったにもかかわらず唯一タイガースのみが(略)4億円以上もアップします。それでこう思いました。
「ああ、会長は本気でタイガースを狙っとったんだな」(略)・・

・・・後日、東京のスポーツ報道センター勤務となった私は、当時の複数の担当者から、海老沢会長が「阪神はいくらなんだ」と実際に買収を検討していたこと、「公共放送なので、買うのはムリ」だと担当者たちが説得してあきらめさせていたこと--などを聞きました。・・・・

・・・同様に阪神の試合の放送権買い付け交渉も、立花氏が海老沢会長から直々に指令が出ていることになっていますが、11年前の記事では、そうではありませんでした。前段の記事の続きです。
そして、「それならばBS放送権を獲得するように」との会長の指令を受けてタイガースの主催試合(全65試合)を獲得すべく・・・(略)約半数の30試合のみを購入できたことーなどを聞きました。
===========================================


阪神買収の相談も買収命令も立花氏が行っていなかった根拠


Google Photos
2005年8月1日月刊現代より引用

阪神買収も阪神の試合の放映権獲得も、東京に転勤した後に「別の担当者」から話を聞いたと話しています。立花氏がNHKをやめて、すぐの記事です。


この記事からわかることは、会長から買収の相談を受けたのは、東京の別の担当者で、当時立花氏は大阪局におり、噂を聞いただけであることを語っています。また放映権30試合の獲得交渉も、担当者に話を聞いただけでした。

つまり阪神との交渉はすべて、立花氏が東京で会った「NHKの交渉担当者」が行っていて、立花氏は「聞いただけ」。さも会長から自分に指令が下されたかの様に自慢していることになります。

記事から11年たったことをいいことに「自分が会長から相談を受けてあきらめさせた。会長から直接指示を受けて交渉した。」と新聞で放言してしまう立花氏。

酒場での与太話レベルの内容の記事です。自分が会長から相談されるスゴイ人間だったと見栄を張る立花氏の人間性が見え隠れしています。


【違和感③】巨人との交渉も別の人がしていた?


Google Photos
2回目の記事でも違和感を感じました。
下記の部分です。

③巨人の放映権地上波5試合8億円とBS30試合11億円を用意して、実際の交渉は立花氏が担当した。

④立花氏は海老沢会長の“側近”(※自称側近?)だった。


しかし、上記の記事で取り上げた巨人との交渉担当は、実は、立花氏以外におり、立花氏は話を聞いただけと、次項目の2005年8月の記事では話しています。
===========================================
・・・・巨人戦は結局、あまり普及していないBSハイビジョン(デジタル放送)と地上波で放送された。おかしいと思った立花氏は、契約担当者にこう聞いた。「BSで流せなかったら(契約する)意味ないでしょう。それに、何でこんなに高いのですか」すると契約担当者はこう答えたという・・・・
===========================================


巨人との交渉も別担当者・立花氏は話を聞いただけ


Google Photos
2005.11.18週刊金曜日から引用

立花氏がNHKをやめてから4ヶ月後の記事です。個人と交渉した担当者から聞いたと立花氏は話しており、東京スポーツの記事とは異なります


【違和感④】海老沢会長の“側近”??


「会長の側近だった」という説明は、ここ数年で言い出したことで、立花氏がやめた翌年、2ちゃんねるデビューした当時の書き込みと大きく異なります。オリジナルの実名はイニシャルに置き換えてあります。
=========================================
155 名前: 立花孝志 ◆8yAhJN6zGw 2006/04/11(火) 01:10:18 ID:4PUEPD0w
>>146
応援ありがとうございます。
勇気というより、執念とか病気なのでしょう。私はNHKが今も大好きです。
NHK大好き病なのでしょう。
三流高校卒業の私を採用してくれて・・・・(略)・・・・
ワールドカップサッカーでは海老沢会長のカバン持ちを2度もさせてもらいました。

(略)私はもちろん完璧な人間ではありません。
むしろダメな人間です、しかしNHKを愛している気持ちは誰にも負けません。


158 名前: 立花孝志 ◆8yAhJN6zGw 2006/04/11(火) 01:19:37 ID:4PUEPD0w
>>151
ついにOさんの書き込みが来ました。
スポーツ報道センターを知っている人はみんな知っていると思いますが、私の元上司
で前NHKプロモーション社長。
海老沢さんがNEP社長時代にNEP経理部長この時から海老沢さんとOさんが
親密になったと聞いています。
Oさんと一緒に21階の会長室に海老沢さんを尋ねて行きました。
秘書のMさんとOさんの微妙な駆け引きが楽しかったです。
===========================================


上記の立花氏の書き込みと、関係者への確認で判明したのは、

海老沢会長の“側近”だったのは、立花氏の上司のO氏であり、立花氏はO氏の付き添いで会長に会ったり「カバンもち」をさせてもらっていた。ということです。

立花氏はO氏に気に入られたことで、様々な情報を聞いたでしょうし、「会長の秘書気分」を味わっていたに違いありません。 

その後、スポーツから編成局(経理)に異動。「デスクにもなれず腐っていた」と自身が書き込んでいますが、スポーツ時代以降の思い出が殆ど出てこないのも、編成(経理)での仕事につまづき、2ヶ月で会社に行けなくなったことと無関係ではないでしょう。

エリートへの階段である「編成(経理)」の仕事につまづいた。一方で、「会長の秘書気分を味わっていた」この落差が、NHKへの屈折した感情の出発点であり、東京スポーツの記事で、他人の仕事を「オレがやった」と話してしまう人間になってしまったのでしょう。

その意味で「経理職員」というNHKにない用語を使って誤魔化したり、「記者職」でもないのに
「記者だった」と主張せざるを得ないのもこうした背景があると思われます。


話を聞いただけ→「自分がやった」虚栄心がうかがえる記事だった


結論として、今回の東京スポーツには一部誤りがある可能性が大です。

NHKをやめた直後の雑誌では「話を聞きました」というレベルの情報だったのに、10年たったら
「自分がやった」「会長の側近だった」という「虚栄心」いっぱいの話を、仮にも「公器」である
新聞の連載記事として「公言」してしまうわけですから。

東京スポーツの編集者も、こんないい加減な人だとは思っていないのでしょうね。

今回は、知り合いのMさんに、NHKの元関係者を紹介していただき、ネットや活字だけでは得られない「生の情報」を沢山聞くことができました。記者はこうやって、事実を絞り込んでいくのですね。勉強になりました。 

一方の自称ジャーナリストの立花氏のすることは、ネットでの受け売りと、10年以上前のNHK内部で聞きかじった情報を切り売りし、ウソを交えてリサイクルするという、おおよそジャーナリストとは思えないような事をしていることがわかりました。

やはりこんな「怪しげな」人を政治家にしてはいけないと感じました。

以上。